相場職人
氏名:相場職人
株式投資歴25年
運用資金約3,000万円
価格帯別出来高の見方
※ SBI証券ではチャートの左側に表示されます。
相場職人
株式投資歴25年
運用資金約3000万円
私は個人投資で株式投資歴25年のトレーダーですが、チャート内で確認する指標やサインについてはサポート線(支持線)と、価格帯別出来高の2つです。
この指標はどの価格帯での出来高が多いのかを常に注意して見ています。
具体的に解説します。
株価 | 出来高 |
1,000円 | 10,000株 |
950円 | 3,000株 |
900円 | 500株 |
あえて極端な例を挙げました。
上記の銘柄は900円~1000円の間で13500株の出来高です。
C株は1000円の時に10000株の出来高で株価900~1000円の間では最も売買が活発だった価格帯です。
価格帯別出来高の使い方
これまで、価格帯別出来高の意味&理屈について解説しました。
ただ、この価格帯出来高をどのようにトレードにつなげれば良いのか?について解説します。
相場職人
それは、価格帯別出来高が多い価格帯では、株価が伸び悩むことが多いのです。
キリンHD
どういうことかと言うと
キリンHDの株を仮に1900円で買ったとします。
2100円~2200円の価格帯の出来高が多い事がわかりますね。
つまり、株価がこの先上がっていくとしても、2100円~2200円帯で上昇基調にブレーキがかかる可能性がある層だよという意味です。
価格帯別出来高を一切見ないトレーダーの売却の目標値合は、1900円で買って前の高値の2300円周辺だと思います。
ただ、価格帯別出来高を見る投資家は、2300円まで上がる途中に2100~2200円の厚い層というかハードルがあるなと感じます。
含み損のある投資家達が2200円くらいで売ってくるだろうなと予想できます。
どちらが正解というのは相場にはないのですが、これだけ違うわけです。
逆に言うと、価格帯別出来高が少ない価格帯では株価は動きやすいと言う事です。
つまり株価が2300円を超えたら価格帯別出来高が少ないので2400円まではすんなり上がるのではないか?と読む事もできます。
NTTデータ
NTTデータの例で解説します。
1800円のレジスタンスラインをブレイクしたての例で、株価1800円以下で購入した投資家は皆儲かっている状態です。
赤丸の部分に注目して欲しいのですが、価格別出来高が少ないですね。
どこまで株価が上がるのかは誰にもわかりませんが、こういう場合は上に価格帯別出来高がないので値動きが軽いケースが多く株価が伸びやすい傾向があります。