押し目買いとは
株価が上昇トレンド継続中の時に、利益確定売りなどで一時的に株価が下がった瞬間を狙って買いを入れること。
押し目買いは難しい
ただ個人的には、この押し目買いというのは難易度が高い手法だと思っています。
相場職人
というのも、押し目の度合いが銘柄によって違ってくるからです。
どこまで下がるのか予想できない。
浅い押し目もあれば、深い押し目もあります。
押し目の参考となるサポートラインがまったく無い場合は、どの程度の深さの押し目になりそうなのかが誰にもわからないためです。
一番最悪な事例は、押し目だと思って買いエントリーしたにも関わらず、結果的には押し目ではなくて下げトレンドの始まりだったという悲惨な例です。
押し目買いに押し目なし
「押し目買いに押し目なし」の意味は、強い上昇相場で少しでも安く買いたい投資家が、少しの押し目を待っている状態のことを言います。
ただ、非常に強いブル相場の時は手仕舞いする投資家が少ないために、押し目と呼ばれる一時的な下げが見られない事を言います。
こういう強い上昇相場の時は勇気を出して高値を買ってついていくしか方法がないという事になりますね。
押し目買いのタイミング
私の場合押し目買いを仕掛ける時は逆張り的順張りでエントリーしています。
〇押し目が浅い場合は前の高値を超えていくイメージ。
〇押し目が深い場合は、前の高値周辺を目標にします。
また、リスクリワードも考えます。
相場職人
押し目買い チャート
上記の銘柄は6501日立の日足チャートを例にして解説します。
押し目買い コツ
5日移動平均線の5DMAを使用します。
現在、上昇トレンド継続中で押し目を形成中と考えられますが、株価が終値で5DMAを超えた時に引け値で買いエントリー。
まずは、損切り値を決めます。
- 現在の株価 6,070円
- 損切りは6,000円
- 売り値目標は6,853円
その時の市場のモメンタムが強ければ高値ブレイクの6,853円以上を狙って粘る。
約定した後、暫定の押し目の最安値の2ティック下の6,000円に逆指値で損切りラインを設定。
損切りラインを設定していないと、仮に下げトレンドのはじまりだった時に大きな含み損を抱えることになります。
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