逆指値注文とは
逆指値注文とは、一言でいうと株価下落に備える自動損切り予約制度と言ったところでしょうか。
相場職人
証券会社のツールが設定価格で自動的に売却するので、なかなか損切りできないという投資家にはぜひおすすめしたい機能ですね。
逆指値注文 メリット
個人投資家の弱点はプロのディーラーやデイトレーダーと比べると常に相場を見れない事です。
投資銘柄に予想外の悪材料がでて株価が暴落する事がありますが、サラリーマン投資家の場合は暴落に気付かないために、損切りのタイミングが大きく遅れる場合があります。
だから、そうならない為にも買い注文を入れた後にすぐに逆指値の成行注文をセットで入れておくべきです。
株式投資初心者の方は、逆指値の成行注文だけ覚えると良いと思います。
簡単に逆指値注文を説明すると某銘柄を1000円で買ったとします。
900円まで下がったら売却しようとイメージしている時に、900円に逆指値の成行売り注文を入れていくことができます。
逆指値注文 損切り
私は、買い狙いの場合は週足チャートと日足チャートを見て、支持線(サポートライン)が合致しているチャートパターンの銘柄に逆張りで2~3分割して買いを入れていく買いパターンを持っています。
しかし、反発せずにサポート線を割って下落していくケースもあります。
株価が下落した時のために、サポート線のちょっと下あたりに逆指値の成行注文を設定しています。
つまり、買いを入れる時に損切りラインもすでに決まっているということです。
注意点として
逆指値注文の指値売りという設定もあります。
しかし、この設定はおすすめできません。
大きな売玉で株価が下落すると指値が刺さらない可能性が高くなるからです。
結局、逆指値で損切り設定していたのに指値だったせいで売くてさらに下落・・・という局面を何度も経験しています。
逆指値 デメリット
今までは逆指値注文を利用して損を最小限に留めることをおすすめしてきました。
まさにメリットしかなさそうですが残念ながらデメリットもあります。
それは「逆指値狩り」と呼ばれるものです。
主に株の玄人集団が行うものですが、素人投資家がこのあたりで損切りするだろうなというポイントが狙われます。
ポイント周辺で株の玄人集団がカラ売りを仕掛けます。
すると株価が下落して損切りラインまで達すると、素人投資家達の逆指値注文が発動して株価はさらに下げます。
そこで、玄人投資家は下げきったポイントで買い戻して利益を出すというものです。
そういう場合は日足で見ると長い下ヒゲをつける場合が多く、後から見ると株価は元通りに回復しているというわけです。
素人投資家からみれば、株価が元通りになるなら損切りしなければ良かったと後悔するわけですね。
この逆指値狩りはなかなか前もってイメージするのが難しかったりします。
ただ、個人的には逆指値注文のデメリットよりもメリットの方が多いと感じているので逆指値注文は必ずセットするようにしています。
私は楽天証券のマーケットスピードを使ってトレードしています。
この逆指値注文ですが、どの証券会社にも標準装備されているわけではないようですね。
よって、証券会社に口座開設する時は逆指値注文可能な証券会社にするべきでしょう。
以下の証券会社の逆指値注文のやり方を解説しておきます。
楽天証券 逆指値注文 やり方
- 「逆指値」をクリック
- 損切り価格を入力
- 「以下」をクリック
- 「成行で執行する」をクリック
SBI証券 逆指値注文 やり方
- 「逆指値」をクリック
- 損切り価格を入力
- 「以下」をクリック
- 「成行で執行する」をクリック